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旭岳


上川郡東川町にある火山。大雪山連峰の主峰で標高2,291m。北海道最高峰の山である。
アイヌ語では、ヌタクカムウシュペ(ヌタプカムウシュペ) 川がめぐる上の山という意味だそうだ。
安山岩・デイサイトからなる成層火山や溶岩ドームからなり、層雲峡や天人峡では最大層厚は200mにもなる柱状節理が見事である。
柱状節理とは、マグマ等が冷却固結して六角形に固まったもの。
最高峰の旭岳は、御鉢平カルデラの南西方に噴出した成層火山で、約2000年以上前に山体崩壊によって山頂西側に馬蹄形の地獄谷火口が生じた。
この時の岩なだれ堆積物は旭岳温泉にまで達し、約1000年前から水蒸気爆発が頻発し、姿見池火口など小火口群を生じた。
火口底には活発な噴気孔が多数あり、今でも白い噴煙を上げていて、1942(昭和17)年・硫黄採取登録(旭岳)、1944(昭和19)年、労力不足で硫黄廃鉱と硫黄が採取されたこともあるそうだ。
東川町の旭岳温泉から姿見の池(標高1,600m)まで大雪山旭岳ロープウェイがあり、多くの登山者が訪れ、紅葉の季節は観光客であふれかえります。


姿見の池の周遊コース(1.7km約1時間)付近はなだらかで整備された散策路を歩くことができ周りには高山植物の花々が咲き誇ります。
本州では3,000m級の山にしかないような植物を見ることができ、また運がよければシマリスの観察もできます。
しかし高山であり、姿見の池周遊コースから裾合平コースや旭岳山頂コースには登山装備が必要です。
夏でも天候が急変すると疲労凍死者が出るほどで、旭岳(2291)は富士山(3778m)と同じくらいの寒さです。
天候の急変に備えて非常用装備や秋の北アルプス並みの服装が必要。
頂上付近は急坂の岩場が続き滑落の危険もありますので十分注意して登ってください。

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