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銀河の滝

住所 上川郡上川町層雲峡
層雲峡観光協会

上川町の由来は、アイヌ語の「ペニ・ウングル・コタン」(川上の人々の集落)を意訳したもので、1921(大正10)年に愛別村から分村する際、石狩川の上流であることから名付けた。
層雲峡の由来は、アイヌ語で「ソウウンベツ」(滝の多い川)と呼ばれていた。これにちなんで大町桂月が1921(大正10)年に層雲峡と命名。
上川町にある峡谷で、大雪山国立公園に位置し、石狩川を挟み約24kmの断崖絶壁が続く。
この断崖は、約3万年前の大雪山の噴火により堆積した溶結凝灰岩が石狩川によって浸食されたことにより形成されたもので、高さ200m前後の柱状節理の断崖を間近に見ることができる。
層雲峡市街地から国道39号線を北見方向に約2.3km、そこから側道を600mほどに駐車場があり、流星・銀河滝休憩舎が近くにある。
層雲峡の渓谷には幾筋もの滝があり、柱状節理の岩峰から落下する水が幾重にも分かれる繊細な銀河の滝は、落差約120mあり女性的な滝で、雌滝とも呼ばれている。銀河の滝、流星の滝で「日本の滝100選」にも選ばれている。
隣の約90メートルの落差を激しく流れ落ちる流星の滝は、水量も多く勇壮な迫力ある滝で雄滝とも呼ばれ、冬になっても完全に結氷することはない。
遊歩道から上がると、両方の滝を眺めることが出来る双瀑台がある。

かつては国道39号線から眺めることができたが、1987(昭和62)年6月9日早朝、天城岩の一部が崩落を起こし、石狩川を埋め尽くし、国道39号線を走っていたトラック2台、サイクリングの集団を直撃し、岩盤の直撃を受けた3名が死亡、重軽傷者が6名という大惨事になった。
この事故により銀河トンネルが開通してからは旧道(遊歩道兼サイクリングロード)に入ると駐車帯がある。
紅葉に色づく秋は特に見ごろで、沢山の観光客で賑わい、冬にはアイスクライミングでも人気のスポットなのだ。




大雪山国立公園とは、北海道中央部にある日本最大の国立公園で、1934(昭和9)年12月4日指定された。
旭岳、北鎮岳、白雲岳、黒岳などの大雪山系や、十勝岳、トムラウシ山、石狩岳など2000m級の山々が連なる山岳公園。
総面積は22万haにおよび、南北63km、東西59kmと日本一の面積を誇る国立公園である。
1977(昭和52)年、3月15日特別天然記念物の指定を受けた。

大町桂月(おおまちけいげつ)とは、1869(明治2)年3月6日(1月24日)- 1925(大正14)年6月10日、詩人、歌人、随筆家、評論家である。
1869(明治2)年、高知市北門筋(現・高知県高知市永国寺町4-10)に元土佐藩士の息子として生まれる。
1896(明治29)年、東京帝国大学国文科卒業。
1899(明治32)年、島根県で中学教師となる。
1900(明治33)年、博文館に入社し、1906(明治39)年まで在籍する。
終生酒と旅を愛し酒仙と称され、晩年は遠く朝鮮、旧満州(現・中国東北部)まで足を延ばしている。
北海道の層雲峡や羽衣の滝の名付け親でもあり、道内各地を旅行し紀行文で紹介した。ちなみに大雪山系黒岳の近くには、彼の名にちなんだ桂月岳という山がある。
1925(大正14)年、4月に蔦温泉に移り住むが、胃潰瘍のため死去、57歳。

柱状節理とは、岩体に発達した規則性のある割れ目で、マグマ等が冷却固結する際や地殻変動の際に生じ垂直に発達する、断層とは違う。
柱状になった節理は、六角柱状のものが多く、中には四角柱・五角柱・七角形・八角形のものもある。

国道39号とは、旭川市から網走市へ至る一般国道で、総距離は215.2km。

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