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神居古潭

住所 旭川市神居町神居古潭

社団法人 旭川観光協会

旭川の地名の由来は、アイヌ語で忠別川「チュプ・ペッ」(日・川)の意味で、「日」を「旭」に置き換えて「旭川」と意訳した。
神居古潭とは、アイヌ語で「カムイ(神)コタン(集落)」または、カムイコタン(神の住む場所)の音訳であり、古くよりアイヌの人々の聖地とされてきた。
石狩川が上川盆地から石狩平野に流れ出る急流を望む景勝地で、旭川八景の一つに選定されている。
国道12号線神居古譚トンネル手前から分岐があり約240mほど。


峡谷を形成する岩肌は、長い年月をかけて石狩川の流れによって浸食され、奇岩やおう穴群を形成している。
急激に川幅が狭くなるため流れが激しく深く、川の最深部は水深70mにも達すると言われている。
かつては行き交う舟がよく転覆し、最大の難所であり、しばしば犠牲者が出たことと、峡谷に住む魔神の仕業と恐れ、無事な通過を神に祈ることから、カムイコタンという地名になったとする説もあるそうだ。



開拓の際にもかなりの苦労があったという記述もあり、交通の難所だったが、現在は国道12号線が通り、トンネルが出来てすっかり寂れてしまいました。
1898(明治31)年、石狩川の北岸に沿って函館本線が開通し、1901(明治34)年に神居古潭駅が設置、対岸の集落との間に橋が架けられた。
現在は1938(昭和13)年に建造された神居大橋が川の両岸を結んでいて現在も渡ることができる。


北海道指定史跡の神居古潭竪穴住居跡や、ストーンサークルなど、縄文時代にさかのぼる遺跡群が点在し、古くから集落が存在していた。
1910(明治43)年の建設当時の姿をそのまま残しているホームやSL機関車3両、駅舎(復元)が展示されていて、神居古潭駅舎などもある。
神居古譚は地学(地質学)の分野でも注目されていて、川岸には小石が川床を侵食して形成された「神居古潭おう穴群」があり、旭川市指定天然記念物となっている。
このおう穴群は、神居古潭変成岩層が石狩川に浸食された部分にみられ、全長1200mの間に大きく分けて7つの群をなして分布している。
大きいものは直径5mもなり、規模からみてもこのおう穴群は地学上貴重な存在である。(旭川市博物館で詳しく紹介されている。)
北海道を南北に分断する特徴的な構造帯は当地を縦断し、神居古潭構造帯(変成岩帯)の名で知られる。
2007(平成19)年には、神居古潭渓谷の変成岩が日本の地質百選に選定された。


神居古潭ストーンサークル遺跡は、神居山中腹の標高213mにある。
ストーンサークルは10基ほどあり、戦後の旧神居村(現・旭川市)が発掘調査を行い、縄文時代後期中葉(約3000年前)のものと分かった。
ストーンサークルは、この時代の葬送の様式で、土器や黒曜石の発掘もされている。
現在は、ストーンサークルまで行く道は、整備されていません。危険なので入らないほうがいいかと思います。

旭川八景とは、1997(平成9)年、旭川市景観課によって選定された北海道旭川市の美しい景観要素である。
他は、旭橋・嵐山と嵐山からの眺望、嵐山公園内北方野草園伝承のコタン外国樹種見本林・旧旭川偕行社、中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館・ダイヤモンドダスト・常磐公園平和通買物公園である。

石狩川とは、北海道中西部を流れ日本海へ注ぐ一級河川で、上川郡上川町の河東郡上士幌町との境界にある大雪山系石狩岳の西斜面に源を発し、ここから上川盆地、石狩平野を経て石狩市で石狩湾へと注ぐ。
流域面積は 1万4330平方km、北海道遺産に選定されている。
延長268kmは信濃川、利根川に次いで全国3位である。
語源は、アイヌ語の「イ・シカラ・ベツ」(それを・回流する・川)とされているが定かではないという。

国道12号線とは、札幌市から旭川市へ至る一般国道で、総距離は156.8km。

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