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黒岳ロープウェイ

住所 上川郡上川町層雲峡

株式会社りんゆう観光

層雲峡観光協会

上川町の由来は、アイヌ語の「ペニ・ウングル・コタン」(川上の人々の集落)を意訳したもので、1921(大正10)年に愛別村から分村する際、石狩川の上流であることから名付けた。
層雲峡の由来は、アイヌ語で「ソウウンベツ」(滝の多い川)と呼ばれていた。これにちなんで大町桂月が1921(大正10)年に層雲峡と命名。
上川町にある峡谷で、大雪山国立公園に位置し、石狩川を挟み約24kmの断崖絶壁が続く。
この断崖は、約3万年前の大雪山の噴火により堆積した溶結凝灰岩が石狩川によって浸食されたことにより形成されたもので、高さ200m前後の柱状節理の断崖を間近に見ることができる。
黒岳がある大雪山国立公園は、「北海道の屋根」と呼ばれ日本一広大な面積を誇る国立公園である。
9月中旬になれば、大雪山では日本一早い紅葉の見ごろを迎え、日本中から多くの観光客が訪れ賑わう。
大雪山の標高は2000m前後の山々だが、緯度の関係で本州の3000m級の山と同じ自然環境にあり、そのスケールは壮大である。
大雪山黒岳山麓である層雲峡温泉から5合目(標高1,300m)までを結んでいて、りんゆう観光が運行しており、1967(昭和42)年、層雲峡ロープウェイ開通する。
5合目から7合目までは、黒岳ペアリフトで運行されている。
黒岳駅(5合目)から約200m離れた場所に乗降場があり、所要時間は片道15分。1970(昭和45)年、黒岳リフト工事竣工(5合目〜7合目)。
黒岳ロープウェイと共ににりんゆう観光が運行している。
冬にはスキーもでき、11月の末から6月までとシーズンも長く良質の雪質で評判である。



大雪山国立公園とは、北海道中央部にある日本最大の国立公園で、1934(昭和9)年12月4日指定された。
旭岳、北鎮岳、白雲岳、黒岳などの大雪山系や、十勝岳、トムラウシ山、石狩岳など2000m級の山々が連なる山岳公園。
総面積は22万haにおよび、南北63km、東西59kmと日本一の面積を誇る国立公園である。
1977(昭和52)年、3月15日特別天然記念物の指定を受けた。

柱状節理とは、岩体に発達した規則性のある割れ目で、マグマ等が冷却固結する際や地殻変動の際に生じ垂直に発達する、断層とは違う。
柱状になった節理は、六角柱状のものが多く、中には四角柱・五角柱・七角形・八角形のものもある。

大町桂月(おおまちけいげつ)とは、1869(明治2)年3月6日(1月24日)- 1925(大正14)年6月10日、詩人、歌人、随筆家、評論家である。
1869(明治2)年、高知市北門筋(現・高知県高知市永国寺町4-10)に元土佐藩士の息子として生まれる。
1896(明治29)年、東京帝国大学国文科卒業。
1899(明治32)年、島根県で中学教師となる。
1900(明治33)年、博文館に入社し、1906(明治39)年まで在籍する。
終生酒と旅を愛し酒仙と称され、晩年は遠く朝鮮、旧満州(現・中国東北部)まで足を延ばしている。
北海道の層雲峡や羽衣の滝の名付け親でもあり、道内各地を旅行し紀行文で紹介した。ちなみに大雪山系黒岳の近くには、彼の名にちなんだ桂月岳という山がある。
1925(大正14)年、4月に蔦温泉に移り住むが、胃潰瘍のため死去、57歳。


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