神居古潭駅

住所 旭川市神居町神居古譚
社団法人 旭川観光協会

旭川市神居古潭にあった国鉄、函館本線の駅で、1969(昭和44)年に旭川・滝川間の電化・複線化に伴い、廃駅となった。
旧駅舎は1989(平成元)年に復元され、サイクリングロードの休憩所として利用され、1991(平成3)年に、旭川市の指定文化財となっている。
ホームは線路こそはがされてしまったものの、対向式の二面がほぼ完全に残されている。
駅名標や名所案内などの看板もそのままになっているものの老朽化が激しいように思える。


駅構内にはいまも、蒸気機関車3両・C57、D51が保存されていて、今にも動きそうなほどだ。


サイクリングロードも、老朽化が激しいのか、SLから百メートルほど進むと、トンネルがある。
一時期は柵がされていて通行できなかったのですが、修繕したらしい。
ここはテレビの心霊特集でも何度か撮影されている場所で、とても有名な場所ですが、今は改修工事が行われ電気もついている。


神居古譚のつり橋を渡って階段を上がっていくと、石の階段らしいものがある。これは昔の階段なんだろうか。
なんとも謎が多い場所である。


歌碑 小林孝虎
サマイクルに首級うたれし鬼神の身は立ちながら厳になりつつ
刎ねられれし鬼神の首と恐れ言ふ向岸の岩もすでに苔むす
ニチネカムイのい足跡ふかき凹穴かたざまにして昏きをのぞく
蝶鮫の不意にもよぎるまぼろしを消しがたくゐて鶺鴒(せきれい)あそぶ
蛇も蜥蜴(とかげ)もここに棲みつぎて玉城の址の夏草あをし
チャシ跡の昼しづかなる木の下に瞑れば聴こゆ矢叫びのこゑ
コロポックルの裔(あとつぎ)ほろびたるかなしみか叢(くさむら)低く風はそよげり
1978(昭和53)年建立する。
小林考虎(こばやしたかとら)とは、1923(大正12)年5月3日-2004(平成16)年12月19日
深川市生まれで、1956(昭和31)年、旭川で「北方短歌」を創刊し主宰となる。
室蘭・旭川・富良野の教論を経て1984(昭和59)年に退職する。


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