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稚内温泉「童夢」

住所 稚内市富士見4丁目1487番
TEL 0162-28-1160
開館時間 10時〜22時(入館は21時30分まで)
定休日 毎月1回、HPを参照してください。
利用料金 高校生・一般600円、小中学生300円、乳幼児100円

稚内温泉「童夢」

一般社団法人 稚内観光協会

稚内の由来は、アイヌ語の「ヤム・ワッカ・ナイ」(冷たい水の川・沢)に由来する。
富士見の由来は、アイヌ語の「チカップカルシ」「チカップ・カル・ウシ・イ」(鳥・取る・いつも〜する・処)からで、以前は近布と呼ばれていた。1963(昭和38)年に富士見団地が造成され、1970(昭和45)年に富士見の町名になった。
道道254号抜海港線沿いにあり、道道106号稚内天塩線の交差点からノシャップ方向に約5.8kmほど。ノシャップ市街地から抜海方向に約3.1kmほど。

西稚内地区の富士見にある日本最北端の温泉。稚内駅からは山の反対側の日本海側になり、稚内温泉「童夢」を中心に「風の宿・宗谷パレス」(旧船員保養所)や数軒の温泉民宿と格安のライダーハウス(温泉はついていない)もある。
1976(昭和51)年に行われた原油の試掘の際に湧出した温泉で、1978(昭和53)年に「市民温泉保養センター」を開業し、当時日本最北端の温泉、豊富温泉から稚内温泉に移る。
稚内温泉「童夢」は、港町をイメージした船の形をしており、1997(平成9)年6月にリニューアルオープンしている。1万2331平方mの敷地に鉄筋コンクリート三階建て、延べ2580平方mの施設を建設。
広い浴室内にはユニークな船のカタチをした浴槽をはじめ、寝湯・うたせ湯・バイブラバス・サウナ・露天風呂など10種類のお風呂が楽しめる。
浴場の窓や露天風呂からは、日本海に浮かぶ利尻・礼文の島影や黄金色の夕景も眺望できる日帰り入浴施設。
また、車いすのまま入れる浴槽など、高齢者や障害のある人に配慮した造りになっているのも特徴である。
最北端の温泉童夢「入湯証明」も、1部100円にて発行してくれる。


泉質 ナトリウム - 強塩化物・炭酸水素塩泉(含重曹強食塩泉)
泉温 34.4℃ Ph値(湧出時)7.6
非常に塩分濃度の高い強食塩泉で、とてもしょっぱい。かすかな原油臭を伴う。源泉はきわめて濃く、水で5倍に薄めている。
適応症
神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・疲労回復・慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復期・健康増進・慢性婦人病・きりきず・やけど

ちなみにこの地域は、昔からニシン漁で栄え、1902(明治35)年には坂の下・ウロンナイ間には三浦漁業、花田漁業、三浦出張漁場、丸イ山口漁場など14ほどの漁場が軒を連ねていた。しかし1951(昭和26)年頃からニシンが獲れなくなりほとんど漁獲が見込めなくなった。この西稚内地区は最も悲惨だったようで、畑地もなく季節漁業に頼っていただけに当時の生活は惨憺たるものだったという。
この西稚内地区は以前稚内地区の形成拡大以降裏山の向こうに位置したこともあり、「陰」と呼ばれていた。この地区が西稚内と称されるのは1936(昭和11)年以降の事である。
富士見は、戦前数少ない油田地帯として特徴づけられていたが戦後、採算が合わないこともあり閉鎖。しかし天然ガスが出ていたこともあり地域住民に利用されていた。また油田・天然ガスの存在は温泉湧出の可能性もあったことから、1966(昭和41)年にボーリング調査を行い、一日約18tの冷泉が湧出した。その後1977(昭和52)年には「ノシャップ温泉開発株式会社」が設立され、1000mのボーリングを行い、泉温37度、湧出量51リットル/分(掘削自噴)した。

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