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サロベツ原野

豊富町観光協会

幌延町

環境省 利尻礼文サロベツ国立公園

北海道北部にあるサロベツ川の流域にあり豊富町と幌延町の海岸線沿いに広がる湿原。
サロベツの由来は、アイヌ語の「サルオペツ」(アシの生える川)由来する。
湿原の規模は200平方kmと広大なもので、2005(平成17)年11月にはラムサール条約に登録された。
サロベツ原野は、約4000年前砂丘の発達によって海を隔てた海跡湖となった。その後葦や灌木などが長い間堆積し泥炭層となり、現在の兜沼、ペンケ沼、パンケ沼などの大小様々な湖沼を残し形成され、水鳥たちの渡りの中継地ともなっている。「コモチカナヘビ」も生息しており、運が良ければ木道などで見ることが出来るかも。
面積の70%ほどが泥炭性の低湿地であり、湿原の中央に位置する原生花園では、初夏から秋にかけて、ツルコケモモ、ヒメシャクナゲ、エゾカンゾウ、エゾリンドウなど、約100種にも及ぶ花々がとても綺麗である。

1965(昭和40)年7月、利尻礼文国定公園として国定公園に指定され、1974(昭和49)年9月北海道本島側のサロベツ地区を追加し、利尻礼文サロベツ国立公園となった。
全国で27番目の国立公園で、面積は241.66km2。
サロベツ原野は、上サロベツ原野と下サロベツ原野に分かれていて、後者は利尻礼文サロベツ国立公園の特別保護地区であり、ペンケ沼、パンケ沼といった大小様々な沼地が点在する。サロベツ湿原は、低層湿原〜中間湿原〜高層湿原と分布しており全ての種類を見ることが出来るのはここだけ。
低平地における「高層湿原」と「海岸砂丘帯の砂丘林と長沼湖沼・湿原郡」、「ペンケ沼周辺の低層湿原」が広がり、東西約5〜8km・南北約27kmのサロベツ原野の中にある湿原で、日本第3位の広さ。6700haにも及ぶ日本最大の湿原地域で、「高層湿原」に関しては日本最大の面積を誇る。
幌延ビジターセンターの横から長沼・小沼・パンケ沼まで木道の自然探勝路が3kmほど続いている。野鳥や植物などを実際に観察することによって、自然と触れ合うことができるようになっているので時間に余裕があるなら立ち寄ってほしい。

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