大船遺跡住所 函館市大船町575-1開館期間:4月〜11月 南茅部支所オフィシャルサイトガイド 南茅部町(みなみかやべちょう)は、渡島支庁中部にあった町で、村名の由来はアイヌ語の「カヤウンベシュ」(帆のがけの意)からだそうだ。 2004(平成16)年12月1日に函館市に編入された。 この遺跡は、1975(昭和50)年、北海道の渡島支庁にあった旧南茅部町で地元の主婦が農作業の際、畑から人型の焼き物が出土し、地元役場に相談して見つかったそうだ。 出土した土偶は1979(昭和54)年、重要文化財に指定され、2007(平成19)年6月8日には国宝として官報に告示された。 国道278号から高台に上がると遺跡があり、縄文時代中期(4〜5,000年前)の遺跡なんだそうだ。 目の前には噴火湾が広がり、すごく綺麗な所で案内標識があちこちにあるので迷うことはないだろう。 資料館の中も見学でき、無料ですので是非足を運んで欲しい。 1996(平成8)年の発掘調査で、竪穴住居96軒、食料を保存する貯蔵穴や、お墓など土坑64基などが発見され、大規模な集落跡であることがわかった。 出土した遺跡も膨大で、個体土器360点を含む約18万点が発見された。 大船遺跡が栄えた縄文時代中期には、津軽海峡を挟んだ東北北部と北海道南部に「円筒土器文化」という共通の生活圏があり、青森県の三内丸山遺跡はその代表的な遺跡であるが、大船遺跡は北海道側の拠点的集落の一つとして注目され、平成13年8月には、国の史跡に指定されている。 大船遺跡展示館 大きな地図で見る |