森桟橋跡

住所 茅部郡森町御幸町9

森町観光協会

森町の駅に程近い場所にある、道が狭いので駐車する場合気をつけて欲しい。
1869(明治2)年、北海道開拓の開始と共に、東京−札幌間を結ぶ交通路が開発されることになり、その函館−札幌間の重要な拠点である森・室蘭に森蘭航路が敷かれることになった。今もその橋脚が残っている。
1873(明治6)年に桟橋が完成、橋桁脚材には地元の栗の木が多く使われ、当時鷲ノ木で湧出していた石油を橋脚の防腐剤として使用(全長255m・幅6.3m)あったそうだ。
1881(明治14)年9月、明治天皇本道巡幸の際、この桟橋より上陸された。
1928(昭和3)年9月に長輪線(長万部−東室蘭)間は当初長輪線として開業し、1931(昭和6)年に室蘭本線に改められた。
駅名も小鉾岸(おふけし、現大岸)・辨邊(べんべ、現豊浦)・虻田(現洞爺)・長流(おさる、現長和)・黄金蘂(おこんしべ、現黄金)と現在とは異なる。
鉄路が開通し、船の利用者が減り廃止になった。
森駅裏の桟橋跡には、朽ち果てた橋脚材と明治天皇御上陸記念碑が残っている。
尖塔型巨碑が水中に突き出ているのが駅構内からもからも見ることができる。



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