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金山ダム

住所 空知郡南富良野町字金山

札幌開発建設部

金山ダム(ダム便覧)

空知の由来は、アイヌ語の「ソーラップチ」(滝が・ごちゃごちゃ落ちている・川)と呼ばれ、和人がそれをソラチと呼んだことに由来する。
南富良野町の由来は、1908(明治41)年に下富良野村戸長役場から分離創設したときに、富良野の南方に位置するところから「南富良野」と名付けられた。
富良野の語源は、アイヌ語の「フラヌイ」、(臭き火焔)という意味があり、市内を流れている富良野川の上流に硫黄山(十勝岳)があり、この山から流れる水に硫黄の臭気があって飲むに耐えぬところから、このように呼ばれたとするのが有力な説である。
金山の由来は、附近の十梨別川(トナシベツ)「トニ・ウシ・ベツ」(柏樹・多い・川)の流域と、その河口の空知川沿岸は至る処砂金が取れた事から金山の名が付いた。
トナシベツの由来は、アイヌ語で「トナシペッ」(早い・川)、「トニ・ウシ・ペッ」(カシワの木の多い川)である。
国道237号線道道465号金山幾寅停車場線の交差点から南富良野町方向に約2.5kmを右折(看板あり)側道を約600mほど道なりに走ると金山ダム管理支所がある。(堤体上では車の交差が出来ないので注意)
国道38号線と道道465号金山幾寅停車場線の交差点から金山方向に約15.7kmを左折(看板あり)側道を約600mほど道なりに走ると金山ダム管理支所がある。

一級河川で空知川最上流部に建設されたダム。流域面積は470平方km。湛水面積は9.2平方km。
国土交通省北海道開発局札幌開発建設部が管理する特定多目的ダムで、空知川の治水と美唄・浦臼・富良野地域のかんがい用水と滝川市・富良野地域への上水道用水及び電力供給を目的に建設された多目的ダム。

道内のダム型式としては唯一となる中空重力式コンクリートダムで、高さは57.3メートルである。
このダムの中にある空洞は北海道では唯一のもの、この型式は当時コンクリート量の節減を狙って盛んに建設されたものらしく、当時コンクリートはとても高価だったこともありダム堤体内に空洞を設け、楊圧力の低減を実現している。
現在は、施工が複雑で型枠を作成するための人件費高騰とコンクリート価格の安値安定によって作られていない構造である。
金山ダムの発電量は、最大2万5000kW。年間でおおよそ8万3592kW。下流の滝里ダムでも発電が行われており、道内各地に供給されている。
このダムの中に年に一回だけ一般人が入れます。金山湖のお祭りである「太陽と森と湖の祭典」が毎年7月の最終日曜日にあり、このダムの中もそのときに一般公開される。


写真にもあるようにダムの傍から水が放水されています。毎秒0.3トンもの水を出していて、川の流れが無くなっていた枯れた川をこれで元の川の流れを再現している。

1967(昭和42)年の完成以来31年もの間、発電所までの区間は無水の状態だったそうで、空知川5.1キロメートル区間に水流が復活した。
かなやま湖には多くの魚類が棲息していて、幻の魚「イトウ」やオショロコマも棲息している湖としても有名である。
冬季は湖面が完全に結氷するので、氷上のワカサギ釣りも盛んで、私も何度か行った事ありますが、あそこは寒すぎます。(テント必須でしょう)

当時は撮影できましたが、現在は動画の撮影は禁止されています。

金山ダム管理支所
開館期間は、4月下旬〜11月はじめ
ここではダムを安全で確実に機能するよう施設や設備の点検・補修、水位の調査(ダムや河川の情報を常に把握し、監視している)、水質の調査、周辺の見回りなど管理している。
館内では、1階「湖・ダム・ふれあい展示ホール」では、ダムの役割やしくみを分かりやすくパネル展示、ダムの建設のビデオ、観光の紹介、生息する動物などのコーナーがある。
3階は展望台となっている。


1924(大正13)年、道庁測量隊が三城橋付近(鹿越)でダム建設の調査実施。(現・金山ダム)
1940(昭和15)年、ダム建設を前提に鹿越地区の測量を行う。
1949(昭和24)年、5月雨竜電力株式会社金山発電所操業開始。
1952(昭和27)年、4月北海道開発局がダム建設基礎調査に着手。
1955(昭和30)年、9月北海道開発局がダム建設計画策定により、測量開始。
1958(昭和33)年、9月北海道開発局が金山ダム関連水没地域調査実施。
1962(昭和37)年、10月金山ダム建設工事着工。
1963(昭和38)年、10月金山ダム提体コンクリート打設開始。
1966(昭和41)年、12月金山ダム本体工事完了し完成。
1967(昭和42)年、3月金山ダム湛水開始。6月金山ダム竣工式挙行。7月発電開始。9月竣工。10月金山ダム管理支所発足。
1968(昭和43)年、9月かなやま湖畔町立野営場竣工。
1972(昭和47)年、8月第一回かなやま湖「湖水まつり」開催(以後毎年開催)。
1982(昭和57)年、7月かなやま湖森林公園開園。11月かなやま湖保養センター開設。
南富良野町史上巻・下巻参考

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