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鳥沼公園

住所 富良野市東鳥沼1
TEL 0167-39-2312

ふらの観光協会

富良野の由来は諸説があり、アイヌ語の「フラヌ」(赤色の溶岩や焼石が沢山あるところ)「フーラヌイ」(硫黄臭き火炎の土地)「フラヌイ」(臭き火焔)から転訛したものといわれ、いずれも市内を流れている富良野川の上流に硫黄山(十勝岳)があり、噴気と臭気に由来している。
鳥沼の由来は、アイヌ語の「チカプ・ウン・トウ」(鳥がいる沼)といわれている。
富良野市街地から道道253号東山富良野停車場線を約4.3km進み、上富良野方向に道道298号上富良野旭中富良野線を550mほど。
面積は約96.2ha。古くからある自然を利用した公園で、貴重な湿地の植生が残されている。
ミズナラ、ハンノキ、ヤチダモなどの雑木林が広がり巨木が多い。
エゾリスや野鳥など多様な動植物が生息していて、沼は豊富な湧水で水底が見えるほど透明度に富み、水鳥が数多く泳いでいる。
ここの湧水の水温が高いため、積雪寒冷地には珍しい不凍沼である。
シーズンには管理人がおり、無料の貸しボートでゆったりと沼を楽しむこともできる。
ここは鳥獣保護区なので、釣りなどは一切禁止ですので御注意を。
また、春は水芭蕉や桜の観賞スポットにもなっている。
2007(平成19)年放送のドラマ「華麗なる一族」で万俵鉄平がやってきた湖畔はここで撮影された。
「北の国から '98時代」で、純としゅうがボートに乗るシーンで登場している。
行幸啓記念碑もあり、1954(昭和29)年8月18日、来道中の昭和天皇が富良野町にお立ち寄りになり、国の子寮を訪問されたことを記念して同年建立される。



鳥沼開基100年の碑
1896(明治29)年、北海道庁が殖民地として富良野原野の区画割をした時、測量師と共に上川郡神居村雨紛(現・旭川市神居町雨紛)にいた、山名仁平が、当時の鳥沼で条件の良かった東9線北5号に土地の払い下げを受け、1897(明治30)年、東鳥沼に開拓の鍬を下ろした。
当初は、中富良野鳥沼だったようで、下富良野(現・富良野市)に行くのは困難で、上富良野に徒歩で買い物に行ったそうだ。
そばを流れるベベルイ川が現在よりも水位が高く、下富良野へは舟で移動するか9線道路を南2号まででて扇山経由で行くしか無かったようだ。
1916(大正5)年頃から西鳥沼の開拓も入ったが、交通の不便さと極度の湿地帯のため一度断念する。
その後、1919(大正8)年、4月岐阜県人の松葉荘松が入植し、その後相次いで入植してきた。


小田観螢歌碑
十勝岳
火は生くかきり
絶えせねは
けはしき道も
われは行くへし
観螢

裏面には、西川青濤の撰文で
略歴
観螢本名は小田哲彌明治十九年岩手県に生る
富良野地方に居住すること十七箇年・潮音顧問・新懇主宰
昭和二十五年七月九日建之
小田観螢先生歌碑建設期成会
1950(昭和25)年7月に建立する。


この辺りは、鳥沼遺跡(縄文早期〜晩期・続縄文・擦文)があったが今はどこがそうだったかは全く分からなくなっている。
富良野市博物館詳細はここで見ることができます。


小田観螢(おだかんけい)とは、1886(明治19)年11月7日〜1973(昭和48)年1月1日、歌人。
岩手県宇部村(現・久慈市)に生まれ、本名は哲彌。
1900(明治33)年、両親とともに小樽に移住する。
1909(明治42)年、富良野小学校に勤務。
1915(大正4)年、太田水穂が短歌結社誌「潮音」を創刊・加盟する。
1930(昭和5)年、短歌結社誌「新墾」(にいはり)を創刊する。
主著に歌集「隠り沼」(こもりぬ)「忍冬」「蒼鷹」「暁白」「天象」「晩暉」「小田観螢全歌集」など。

西川青濤(にしかわせいとう)とは、1905(明治38年3月22日 - 1994(平成6)年、歌人、市特別功労・教育文化功労者。
徳島県那賀郡上那賀町生まれ、本名仁之進(にのしん)。1909(明治42)年、両親に判われ北海道に渡り、美瑛町に入植。その後富良野に移住する。
1922(大正11)年、潮音入社。
1925(大正14)年、国学院大学神職教習科卒業し、富良野神社で奉仕。以後、富良野神社宮司補命、富良野宗教連盟理事長、神社本庁評議員会常任委員長、神道政治連盟副会長などを歴任。
1938(昭和13)年、「新万葉集」に五首登戴。
1946(昭和21)年、富良野神社宮司となる。短歌結社「樹氷社」を創立主宰に推され「樹氷」創刊。
1966(昭和41)年、「潮音」幹部同人となり歌集「活火山」上梓。
1979(昭和54)年、講談社版「昭和万葉集」に三首登戴。
1981(昭和56)年、第二歌集「雪の輪唱」刊行。北海道文学全集に十三首登戴。

北の国からとは、1981(昭和56)年にフジテレビで放送が開始され、2002(平成14)年まで放送されたテレビドラマ。
東京から故郷の北海道に帰郷し、大自然の中で暮らす一家の姿を描いたもので、脚本は倉本聰。主題歌の作曲・スキャットは、さだまさし。
このおかげで、富良野は北海道の一大観光名所となり、今では北の国から資料館が富良野駅の近くにある。

華麗なる一族とは、山崎豊子の長編小説「華麗なる一族」を原作とするテレビドラマである。
2007(平成19)年1月14日〜3月18日までTBS系列の「日曜劇場」で、21時〜21時54分に放送され、全10回。

道道253号東山富良野停車場線とは、富良野市内を結ぶ一般道道で、総距離は35.9km。

道道298号上富良野旭中富良野線とは、上富良野町と富良野市を結ぶ一般道道で、総距離は16.3km。

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