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屯田兵屋 宿泊体験

住所 旭川市東旭川町桜岡35−3
TEL 0166-37-1113
営業時間:9:30〜17:00

旭川発信ランド桜岡

旭川発信ランド桜岡は、旭山動物園から車で5分の場所にあり、小高い丘でポニー、ヒツジなどが放牧されている体験型施設。


この屯田兵屋は、1892(明治25)年、東旭川町に入植した一棟を移築したものである。
当時の入植戸数は400戸、出身地は香川や愛媛を中心に12府県にもなる大規模なものだったそうだ。
旭川の気候は内陸性で夏は本州を思わせるほど暑く、冬の寒さは厳しく降雪も多いのが特徴である。
当時の屯田兵の任務は、上川盆地の開拓及び警備と出征などもあった。
兵屋は熊笹や雑木の中に建てられていて、これをかきわけ兵屋の中に入ったそうだ。
その開拓の名残とも言うべき兵屋がここの敷地内にあり、宿泊体験が出来るのです。


まさに昔のそのままの形で移築されているので、あちこち穴や隙間だらけ、時期は10月1日でしたが最高気温15度、最低気温2度(平年よりかなり寒かったです)。
兵屋の中は囲炉裏があり、火を焚いていいとのこと、しかし煙がすごい、私のほうが燻製になるかと思いました。
でも、泊まって見て分かることってあるじゃないですか、あー昔の人ってこういう所で生活をして、ここで火を使って色々な料理を作っていたのかな?とか、私が泊まった日は、まだ10月ですが寒くて火が無いと辛かったですね。
真冬の過ごし方ってどうだったんだろうとか、寒いとかそういうレベルではなかったんだろうなと火を見ながら、先人のたくましさを痛感しておりました。


ここは、宿泊すると五右衛門風呂が無料で入れます。
五右衛門風呂は、薪を燃やし、湯沸かしまで全て自分たちで行わなければならない体験メニューで、雨が降っていたため、木が濡れていてなかなか点かない火…。
私も小さいときには、入った経験はありますが、30数年前の話で久しぶりの五右衛門風呂でした。


五右衛門風呂とは、鋳鉄製の風呂桶に直火で暖めた湯に入浴するものである。
風呂桶の底部は高温になっており火傷するため、木製の底板や下駄を湯桶に沈めて入る。
厳密には、全部鉄でできているものは長州風呂と呼び、五右衛門風呂はふちが木桶で底のみ鉄のものを指すのだが、現在では長州風呂を五右衛門風呂として一般的に呼ばれています。
ちょっとピントが合ってませんが、五右衛門風呂からみた風景です(後日撮りなおしてきます)。


五右衛門風呂の魅力といえば、厚い鋳鉄製のため高い保温力が期待でき、薪の残り火や風呂自体の余熱で、お湯が冷めにくく体が温かいまま風呂から出られるのが魅力のポイントだと思います。
私もとても体が温まりました。
私の後姿の写真も撮ったのですが、恥ずかしいので載せるのは止めておきます。



今回の体験は、とても有意義なものでした。
先人の生活の一部を体験することが出来ましたし、屯田兵屋は他の地域では、指定文化財などになっており、宿泊体験などできるはずなどありません。
それがここでは出来るのです。一泊は3000円で素泊まりです。布団などもありません。
私は寝袋を持参して行ったのですが、寒さが厳しく囲炉裏から離れることが出来ませんでした。
夜中は、旭川の反対の方角は街の灯がないので、星がとても綺麗に見れました。
朝は、旭川のほうが綺麗に見えまして日がうっすらと当たっててなんともいい雰囲気でしたね、とても寒かったのは言うまでも無く当日の朝の気温2度だったそうです。
朝6時に撮った写真。


(ちなみに、旭川の平年値は、9月は最高気温21.6度 最低気温11.2度  10月は最高気温14.8度 最低気温3.9度)
動物がこの施設には沢山居て、エサやりでもしましょうか?と前日話していたのですが、朝は雨と風が強く寒かったのもあり、中止となってしまいました。
また機会があれば、今度はモンゴル遊牧民の移動式住居「ゲル」を使った宿泊施設も併設されているので、こちらも体験したいと思っています。
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