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オオワシの森

住所 枝幸郡浜頓別町字宇曽丹
観察期間 11月中旬〜翌2月中旬まで
浜頓別町観光協会

枝幸(えさし)の由来は、アイヌ語の「エサウシ」(岬)から。
浜頓別の由来はアイヌ語「トー・ウン・ペッ」(湖沼に入る(行く)川)。「頓別川」からできた名前で、当時はトンベツと呼ばれ頓別川に河口に集落があった。1878(明治11)年には枝幸郡に枝幸、頓別、歌登、礼文の4ヶ村が設けら漢字が当てられる。1909(明治42)年に2級町村制施行により頓別、歌登、礼文、枝幸が枝幸村に併合となる。1916(大正5)年枝幸村(現・枝幸町)より分村し、2級町村制施行。頓別村となり役場を設置する。1918(大正7)年8月天北線の中頓別〜浜頓別間を延伸開業。下頓別駅・浜頓別駅を新設。駅名を「浜頓別」にした、以来この一帯を浜頓別と呼ぶようになる。1951(昭和26)年頓別村を浜頓別町と改め町制施行。
宇曽丹の由来は、頓別川の支流である宇曽丹川の下流一帯を宇曽丹と呼んだ。古い地図にはウソタンナイと表記されていた。
ウソタンナイとは、アイヌ語で「ウ・ソ・タ・アン・ナイ」(お互いに滝が掘っている川)という意味だがどういう状態を指しているか不明である。
国道275号線道道586号豊牛下頓別停車場線の下頓別市街の交差点から枝幸・豊牛方向へ約3.4kmの宇曽丹橋手前の交差点を右折し、約350mほど左手。

現地までの案内看板などはない。ウソタンナイ川沿いの河畔林に、オオワシやオジロワシが集まる場所がある。観察できる期間は11月中旬〜2月中旬頃まで。地元では観察会を開いたりもしている。
冬も凍らない川には沢山のサケが遡上し「ホッチャレ」(北海道の方言で、産卵を目指し川を遡上し、体は傷つき、脂身も無くなった鮭のことで、食べてもあまり美味しくない)となったサケやカラフトマスが産卵後に死んで川底に横たわる。これを狙うのか、近くにあるサケ・マス孵化場の餌を狙うのか分からないが多くの猛禽類であるオオワシ・オジロワシが集まる。
ピークは12月中旬頃で、毎年100〜250羽が越冬し、多い年には400〜500羽にもなる。1本の木に50〜60羽のワシが止まる「ワシのなる木」なるものもあるようだ。
1月以降は数が少なくなり2月の下旬には姿が見えなくなるという。
観察の際は、ルールやマナーを守って観察をしてほしい。冬期間ではあるが牧草地への立入りや路上駐車など行わない。道幅も狭く路面も凍結するため路上駐車はしない方がいいだろう。「宇曽丹生活改善センター」の駐車場へ車を止めて歩くのが望ましい。
撮影のために牧草地や河畔林への立ち入り、橋の上で三脚を立てた撮影など絶対にしないように。特に歩いてワシに近づこうとする人もいるようだが絶対にしないようにしてほしい。勿論のことだがゴミは持ち帰るように。

撮影時は、8月だったこともありワシなどは居なかったが、トビが空を舞っていた。
ちなみに、浜頓別町の市街地そばには1989(平成元)年7月ラムサール条約に日本で3番目に登録されたクッチャロ湖があり、北オホーツク道立自然公園に含まれ、日本最大のコハクチョウの中継地で、毎年2万羽ほど、カモ類は5〜6万羽の野鳥が飛来することでも有名である。
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